人文社会科学大学の学生のKIZUNAレンタルサービス工場での有意義な体験
2017年7月6日、KIZUNA JV株式会社はKIZUNAレンタルサービス工場と入居日系企業の見学を目的として、人文社会科学大学(以下USSH)の日本学科の学生団を歓迎した。
USSH日本学科がメコンデルタ地方に所在する工業団地と日系企業を見学するのは初めてであるにも関わらず、今回のKIZUNAへの訪問は先生方と学生たちに深い印象を与えた。
KIZUNA JV株式会社のチャン・ズイ・ブー副社長からの挨拶に続き、営業部長の白川氏がKIZUNAの工場モデルと設立当時から現在に至るまでずっと継続してきた企業サポートサービスなどを日本語で学生たちに説明した。学生たちはUSSH日本学科の卒業生であるカスタマーサービス部のビック・タオ副部長とUSSH韓国学科の卒業生であるカスタマーサービス担当のハン氏と熱心に交流して、非常に盛り上がった。話し合いを通じて、彼らは日系企業での職場環境、採用ニーズ、業務における日越文化の相違点などについての理解を深め、さらに今後のキャリアに関する有益な情報を得ることができた。
日系企業の見学
工場と実際の生産現場の見学は今回の研修の重要な目的の1つである。従って、KIZUNAは入居日系企業の協力を得て、KIZUNA 1と2で活動している日系企業3社への見学プログラムを実施した。
最初に学生たちはオートバイパーツ・部品を製造している有限会社アクティブベトナムファクトリーを訪問した。常務取締役の川口裕義氏の熱心な説明と共に、学生たちは生産プロセスを自分の目で見ることができ、工場で完成した製品を実際に触ることができた。
続いて学生たちが訪問したのは、350億ドンの投資資本金を有する縫製企業の一人有限会社AOKI VIETNAMである。学生たちは生産管理部長の遠藤 有二氏の案内を通じて日系企業内の業務の進め方について学んだ。5S、日本人の繊細な気配り、消費者に安全な商品を提供するための厳密な品質管理プロセスなどについての理解を深めた。
有限会社リコー ベトナムの印刷用インクを製造するロンアン支店の見学では、学生たちは生産工場の設立から3ヶ月しか経っていないにも関わらず、全てきちんと整理・整頓されることに驚いた。RICOHのプリンター、コピー機および印刷用インクはベトナム人の消費者の間でも知名度が高く、世界的にも有名で同業他社の中でも最も価値の高いブランドである。従って、リコーベトナムがKIZUNAを製造拠点として信頼し、選定してくれたことはKIZUNAにとって喜ばしいことである。プロダクションマネージャーの荒木浩光氏は「市場の信頼性を確保するために日本人は品質を重視し、一番品質の良いインクを製造して消費者に提供する」と誠意をもって語った。
本研修の終了時に学生たちはKIZUNA JV株式会社から、KIZUNA 2レンタルサービス工場を製造拠点としている一人有限会社BJD PRODUCTION・ロンアン支店(ドラえもん豆腐工場)によってつくられた「豆乳ドリンク」をプレゼントされ、笑顔でとても喜んだ。
見学後の学生と教師の所感
参加学生の1人は自分のフェイスブックに「予想していたよりも面白く非常に役に立ちました。御社に快く歓迎していただき、熱心にご説明いただきました。日本人のマネージャーは親切で、一生懸命に案内してくれたので、強く印象に残りました。初対面であり、ご一緒できた時間は短かったですが、別れたときに気持ちが一杯になりました。」と書き込んでいた。
日本学科副課長のグエン・ツー・フオン先生はKIZUNA JV株式会社及び入居日系企業に感謝の気持ちを表して、今後USSHとKIZUNAが引き続き協力して、学生たち及び企業に対して更なる有意義な活動を行うことを期待している。
KIZUNAの入居日系企業でのインターンシップ参加の機会
KIZUNAとUSSPの協力プログラムは本見学だけに留まらず、学生たちがKIZUNA社自身及び一人有限会社AOKI VIETNAM 、有限会社タブチベトナム、一人有限会社BJD PRODUCTION ・ロンアン支店などの入居日系企業でインターンシップを受けられる機会を創出している。
本研修を通じて学生たちは実務を体験し、プロフェッショナルな職場に接することが出来た。この経験を通して、学生たちは雇用者のニーズをつかみ、将来の仕事に対して自信と勇気を持つために必要な様々なことを学び、働き方・ビジネスマナーの訓練をすることができた。さらに、インターンシッププログラムにおいて高い成績をあげて自分の能力を証明できれば、他の学生たちのように時間をかけて就職活動を行わなくてもインターンとして勤務した企業から内定をもらえる可能性もある。
KIZUNAは今後も様々な大学・学科の学生たちと企業の間の架け橋となり、学生たちが卒業前に実際の職場についてもっと理解する機会を提供すると同時に、入居企業が自社のために優秀な候補者を見つける手助けをしていく所存である。
By Marketing Department – Kizuna JV Corporation